カンボジア各州情報では、カンボジアにある24州と1特別市のそれぞれの名所・ホテル・お土産・料理など観光に役立つ情報をお届け!今回はポーサット州をご紹介します。

州都 : ポーサット
面積 : 12,692km²
人口 : 441,750(2018年の国勢調査より)
アクセス : プノンペンから西へ186km
ポーサット州は、カンボジアの西部に位置する。伝説によると、ある日、ブッダがこの木の下で悟りを開いたとされる菩提樹の枝が川に流れついた。人々がこの枝を拾って祈りをささげると、たちまち大きな木になり中洲をつくったという。
そこでこの地が「流れてきた菩提樹」という意味の「ポー・ロー・サット」と呼ばれ、今のポーサットになったと言われる。
ダウンタウン

サンパウ・ミァ島
緑豊かな街には、ポーサット川が流れる。橋で渡ることができる川の中洲、サンパウ・ミァ島は公園になっていて、市民の憩いの場。州名の由来にもなった菩提樹伝説のある島で、祈りを捧げにくる人々も多い。
クレァンムーン像
市街から西へ5 キロにある。我が身をかえりみず国を救った英雄の伝説がある場所で、最近になって美しい黄金の像が建てられた。
伝説によると、クレァンムーンという人物が、シャム(タイ)軍を打ち倒すため、深い谷間に家族とともに身を投げて魔力を生み出したと言われる。黄金の像には、英雄をたたえ、国の平和や家族の健康を祈る人たちが後を絶たない。

黄金の像

像のある建物
コンポン・ルーン

にぎわう水上村
トンレ・サップに浮かぶ水上村は、ポーサット州のなかでも最もユニークな場所として有名だ。
市街から東に約40キロ。約1万人が水上の家に暮らし、彼らの家は季節ごとに変わる水位によって上下する。住民の9割が漁民で、カンボジアのみならず、タイにも魚を輸出している。
水上村には、レストランや学校、商店など日常生活に必要なものはそろっており、野菜や果物をボートで売る姿を見ることができる。

トンレ・サップの恵み
コッ・タッ

リゾート内のかやぶきの小屋
アイランド・リゾート。細い吊り橋を渡っていくと、かやぶき屋根の小屋や、白鳥型やアヒル型の足こぎボートがある。
刺激的な冒険を希望する人には、空中散歩で川を横断するアトラクションもある。体をワイヤーにくくりつけて川の向こう岸まで渡るものがある

かわいいボートでのんびりどうぞ
食べる、買う、楽しむ
サトウヤシ製品
NGO「子供たちの希望」の支援を受けた村の女性たちが手作りしているサトウヤシの製品。ポーサット中心部に近いショップでは、家具から、スプーンなど台所用品まで、いろいろなものを売っている。
大理石の彫刻
バンティアイデアヴ村は、大理石の彫刻が有名。1ドル程度の手ごろなおみやげ品もある。
魚の加工品
くん製、干物、発酵させたプラホックなど、トンレ・サップでとれた魚の加工品もここの名物。市場や、国道5号線沿いの店でも売っている。