基本情報
プノンペンから6A、7号線で東へ124km
面積 9,798.6 k㎡
人口 1074845人
コンポンチャム州はカンボジア東部の州。メコン河流域のため、多くの渡し船の乗り場があり、川を渡るために待つ(チャム)ことが多かったこと、またチャム族が多く住んでいることから「コンポン(船乗り場)チャム(待つ、またはチャム族)」と呼ばれるようになった。メコンの肥沃な土壌に恵まれ、稲作、畑作が盛んで、人口の76%が農民。
ダウンタウン( Downtown)
中心地には大きな市場が2 つあり、商店が並ぶ。 2001年に日本の無償援助で建設された「きずな橋」 という全長1,800m のメコン河横断橋があり、観光名所のひとつとなっている。橋の完成によって、プノ ンペンからコンポンチャム、クラチェ、ストゥント ラェン、ラタナキリ、モンドルキリ各州へのアクセスが大幅に楽になった。
ハォン地域 (HORNG Site)
町の中心部から90km のところに位置する森林観光地。古くから滝のある場所として知られており、多くの観光客が訪れる。多い日は1日に2,000~5,000人の行楽客でにぎわう。年中を 通して水があるため、乾季でも水遊び ができる。この滝での水遊びは無料。
コッパェン( Kosh Pen)
町の中心部から1kmのところにある島の行楽地。全長2kmの竹の橋が架かっている。橋の下は、雨季には強い水流があるが、乾季には広大な砂浜となる。週末や祭日には多くの行楽 客が水遊びにやってくる。この島には「コッパェン」という村がある。観光客は、自転車で村を回って村人の生活やタバコ、トウモロコシ、ジャックフルーツ、バナナ畑を見ることができる。橋の通行料:車25,000R、オートバイ1,500R、自転車1,000R、徒歩500R。
ルーンプレァッスダイッコン (HLUANG PREAH SDECH KAN)
町の中心部から42km のところに位置する。カン王によって9 世紀に建設されたレンガ造りの3つの遺跡のうち、一つ目の遺跡は戦争によって破壊され、今は2つの遺跡しか残っていない。二つ目の遺跡には彫像があり、多くの行楽客が礼拝をしている。三つ目は崩壊寸前の状態。敷地内には馬にまたがったカン王の像がある。拝観無料。
ハンチェイリゾート (HANN CHEY Resort)
町の中心部から20kmのところにある山の観光地。メコン河の西岸にあり、303段の階段を上ったところに7世紀ごろの3つの遺跡がある。 その近くには最近建立された、装飾の美しい寺院がある。頂上からの景色は絶景。
チュップゴム農園( CHUP RUBBER PLANTATION)
コンポンチャムはゴムの産地。カンボジアのゴム栽培の歴史は、1910年にフランス人によってスタートする。1920年に栽培を開始した15,291.5ヘクタールを誇るチョップゴム農園は、一般にも公開されており、ゴム栽培や樹液の収集の様子を見学することができる。営業時間:7~11 時、14~17 時(月~土)。問い合わせ012-810-061(Mr.Kim Hong)
ノーコーバチェイ寺院 (NOKOR BACHEY Temple)
町の中心部から2kmに位置する、12世紀ごろにスーリャバルマン2 世が建立した寺院。地方の王が休憩所を作り、村の娘がデザートを作って献上したことが縁で結婚。以来王の名前を取ってバチェイ寺院と呼ぶようになった、という伝説がある。入場料外国人$2。カンボジア人無料。早朝~ 17 時。
プノムプロッ・プノムスレイ (Phnom Pros & Phnom Srey)
町の中心部から7km のところにある2つの山。高い山が女山、低い山が男山。男女のグループが山を競い合って造り、女性が知恵を使って男性に勝ったという伝説がある。このことから、カンボジアは女系社会となり、男性が婿入りをするようになったといわれる。男山は車で頂上へ行けるが、女山は217 段の階段を昇る。 頂上にはそれぞれ、仏教寺院が建つ。
観光事務所 (Tourism Department)
コンポンチャム観光情報はこちらへ。情報をいっぱい持った職員が対応してくれる。開館 8:00~11:00、14:00~17:00。月曜から金曜。電話 012-998-260
(情報:2009年4月)