カンボジアを訪れる旅行者向けに国内各州の人気観光名所・ホテル・お土産・料理などの情報を紹介するコーナー
基本情報
プノンペンから91km
面積 4,883 ㎢
人口 1,117,615人
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カンボジア南東部に位置するプレイヴェン州は、南端でベトナムとも接する。メコン川を渡るフェリー乗り場ネァックルーンは、国道1号線を往来する人や車でいつもにぎわっている。また、今ではあまり見かけなくなった「シクロ」=写真上=が多いことでも有名。プノンペンでも、シクロの運転手はこの地域の出身者が多い。
ダウンタウン Downtown
メコン川に面した場所にある州庁舎を中心に街が広がる。乾季には水田になっている場所も、雨季には海のようになり、市民の憩いの場となるほか、水祭りのころにはボートレースも開かれる。
ノコープノム・リゾート
Nokor Phnom Resort
年に、州観光局が観光地として整備した。聖なる山で、古老によれば、かつては囚人たちを「生け贄」にしたという伝説もあるが、次第に牛や豚などを捧げるようになったという。観光局は、石造りの建物や、山の神を祭った場所、周辺道路や山へ登る階段などを整備した。1999年以降は、新しい寺院などが建てられ、観光と信仰の山として多くの人が訪れている。
バライ・オンダェット Baray Ang Deth Resort
かつて、国防のためにこの地に派遣された武将が、治水のために池をつくり、小高い丘をつくったという伝説がある。洪水にもあわず、観光地となった。
プレァヴィヒァチャン Preah Vihear Chan Temple
ノコープノム・リゾートのすぐ近くにある寺院。6世紀から7世紀に建てられたとみられる寺院で、アンコール遺跡と同じ石材やラテライトを使用している。寺院には3つのバラモン教の神の像が安置されている。ポル・ポト時代には寺院は破壊されたが、その後再建された。
伝統絹織物の村 Silk Village
プレイダゥムスロック寺院から15キロ、コンポンチャム州との境に近い場所にあるプレークチョンクラン村。約400世帯のほとんどが、農家であるが、同時に絹織物も織っている。どの家にも、2、3台の織り機があり、親から子へと伝統の手法が伝えられている。この村の絹織物は、品質が高いことで知られ、国内だけでなく海外からも高い評価を得ている。
プレイダゥムスロック Prey Deoum Srok Temple
ダウンタウンから45キロのボン・チョー村にある寺院。伝説では、かつて戦争に負けた王がこの地に逃げ込んだ。王は、5つの池を造り、そこに戦勝を祈るための寺院を建てた。そして、深いジャングルだったこの地で王はひそかに軍を立て直したという。17世紀のものとみられる寺院には、高さ7メートルのストゥーパ(塔)があるが、残念ながら7割がた崩落し、損壊が激しい。
食べる、買う、楽しむ Eat, Buy, Enjoy
フェリー乗り場で売っている丸裸のトリは食用だ。コメをついばみにくる「害鳥」として捕まえていたという。500~1000リエル。
また、メコンのエビも有名。やや高級だが、フェリー乗り場付近の食堂などで調理してもらえる。
観光事務所
Tourism Department
観光情報はトリィ・ソヴァットさん(012-364-110)。開館は月曜から金曜の午前7時から11時半、午後2時から5時。
(情報2010年8月)